コレステロールについて解説します。
はじめに
食品成分のコレステロールには良いものと悪いものがあり、健康に影響することも。
正しい知識を持って、バランスのとれた食生活を目指しましょう。
コレステロールとは?
コレステロールとは、脂質の一種で、細胞膜やホルモンの材料として重要な役割を持ちます。
食品成分のコレステロールは、主に肉や乳製品、卵、海産物に含まれています。
コレステロールの中には通常のもの(HDL)と、動脈硬化のリスクを高める「悪玉コレステロール」(LDL)があります。
適切な量のコレステロールは体にとって必要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。
特に、動脈硬化や心血管疾患のリスクが高くなるため、注意が必要です。
コレステロールの効果
食品成分のコレステロールを摂取することにより、血液中のコレステロール値が上昇するため、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
特に、悪玉コレステロールの蓄積が動脈硬化や心血管疾患の原因となります。
一方で、適切な量のコレステロールを摂取することは、体内の細胞やホルモン生成に必要な物質であるため、必要な量を摂ることも重要です。
ただし、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。
適切なコレステロール量を摂取し、健康的な生活習慣を維持することが大切です。

コレステロールの過剰摂取とその症状
食品成分のコレステロールを過剰に摂取することにより、血液中の悪玉コレステロールが増加するため、動脈硬化や心血管疾患のリスクが高まる可能性があります。
また、肝臓で過剰なコレステロールが処理されるため、肝機能障害のリスクも上昇します。
その他にも、高コレステロール血症、肥満、高血圧、糖尿病などの疾患のリスクが高まることがあります。
症状としては、動脈硬化による血管の詰まりによる心筋梗塞や脳梗塞、狭心症、動脈硬化性脳症などが代表的です。

コレステロールの適切な摂取量
1日の適切なコレステロール摂取量は、18歳以上の成人においては、300mg未満とされています。
しかしながら、年齢や健康状態によって違いがあります。
10歳未満:100mg未満
10~17歳:200mg未満
一般成人(18歳以上):300mg未満
特に、動脈硬化や心血管疾患のリスクが高い人は、摂取量をより少なくする必要があります。
コレステロールを過剰に摂取しないように、健康的な食生活を心がけることが重要です。

コレステロールを多く含む食品
以下が、コレステロールを多く含む食品の上位10品になります。
| mg/100 g | |
| 鶏卵 卵黄 乾燥卵黄 | 2300 |
| 鶏卵 全卵 乾燥全卵 | 1500 |
| 鶏卵 卵黄 生 | 1400 |
| 鶏卵 卵黄 ゆで | 1400 |
| <魚類>にしん かずのこ 乾 | 1000 |
| <いか・たこ類>(いか類) 加工品 するめ | 980 |
| <いか・たこ類>(いか類) ほたるいか くん製 | 930 |
| <魚類>ぼら からすみ | 860 |
| 鶏卵 卵黄 加糖卵黄 | 820 |
| <魚類>(いわし類) かたくちいわし 田作り | 720 |
| <魚類>(いわし類) たたみいわし | 710 |
| <えび・かに類>(えび類) さくらえび 素干し | 700 |
| <えび・かに類>(えび類) さくらえび 煮干し | 700 |
| あひる卵 ピータン | 680 |
| <鳥肉類>がちょう フォアグラ ゆで | 650 |
| <魚類>あんこう きも 生 | 560 |
| うこっけい卵 全卵 生 | 550 |
| <魚類>(いわし類) かたくちいわし 煮干し | 550 |
| <調味料類>(調味ソース類)黄身酢 | 540 |
| <魚類>(さけ・ます類) しろさけ すじこ | 510 |
摂取量に注意しながら、食事バランスを考えた上で、適切に摂取するよう心がけましょう。

コレステロールと相性の良い成分
コレステロールを下げるのに最も効果的な成分には、食物繊維、オメガ3脂肪酸、ステロール類があります。
食物繊維は腸内環境を整え、悪玉コレステロールを排出する働きがあります。
オメガ3脂肪酸は、コレステロールのオキシダンの生成を防いで、悪玉コレステロールの酸化による動脈硬化を防ぎます。
また、ステロール類は、PCSK9という酵素を抑制することで、コレステロールの吸収を阻害します。
各成分は、オリーブオイル、アボカド、サーモン、レンズ豆、アーモンドなどに豊富に含まれています。
コレステロールと一緒に摂取しない方が良い成分
コレステロールの吸収を妨げるために、一緒に摂取しない方が良い成分には、食物繊維やカルシウムがあります。
食物繊維が多く含まれる食品を食後に摂取すると、コレステロールの吸収が阻害され、体内に吸収されるコレステロール量が減少します。
カルシウムが多く含まれる食品をコレステロールの含まれる食品と一緒に摂取すると、カルシウムとコレステロールが体内で反応して堆積し、動脈硬化を引き起こす可能性があります。
従って、食物繊維やカルシウムとコレステロールの含まれる食品を別の時間帯で摂取することが重要です。
コレステロールのまとめ
コレステロールは、細胞膜やホルモンの材料として重要な脂質物質ですが、過剰摂取は血管の詰まりや心血管疾患の発症リスクを高めます。
卵黄や肝臓、乳製品や肉、海産物に含まれますが、食物繊維、オメガ3脂肪酸、ステロール類など相性が良い食品があります。
また、食後に食物繊維やカルシウムを多く含む食品を摂るとコレステロールの吸収が妨げられるため別の時間帯での摂取が重要です。
適切な量を守り、健康維持のため適切な食生活を心がけましょう。



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